伝わらない想い

 

 瞳に宿した復讐の炎。

 そう簡単には・・・消さないわ。

 

 私からパパを奪った戦争。コーディネイター。

 絶対に許さない。

 だから、

『あんた自分がコーディネイターだからって、本気で戦ってないんでしょう』

 キラを傷付けて、自分も傷付いて、

『このお兄ちゃんが戦って、守ってくれるからね』

 お互いの傷を慰め合うフリして、利用した。

 コーディネイターを滅ぼす為に。

 気付かれない様に、

『キラが・・・護ってくれるんでしょう?』

 騙せているかと、何度も確かめて。

『なら、私の想いは、あなたを守るわ・・・』

 上辺だけのつもりの言葉を、繰り返し言い続ける。

 瞳に宿した復讐の炎を、消さない為に。

 好きになってた事にも気付かず、

『MIA・・・“戦死”って事だよ』

 突き付けられた現実も、自分の気持ちも認めないで、

『嘘よ・・・。だってキラは・・・!』

 ただ子供の様に首を横に振った。

 そして、

『フレイ!!』

 名前を呼んだ声さえも、あなたの優しい声音に置き換えて。

 消さないつもりだった復讐の炎を消し去った。

 でも、

 

――――フレイ・・・――――

 

 この想いは・・・伝わらない。

 二度と、名前を呼んでは貰えない。

 だってあなたは――――・・・、

――――嘘つき」

 この世界には、いないもの。

 

END.

 

悪足掻きって事で、フレキラ第2弾。

・・・ごめんなさい。

守備範囲外とか言っておきながら、

ちゃっかり書いてます。

でも、凄く書きやすかったんですって。

それに最近、フレイさん可愛くなって来てるから・・・つい。

つうか、リハビリよ。

文才ない上にスランプだから、ちょっと自分を励まそうかと思って;

と云うか、フレキラはネタが被り難いから書きやすいの。

 

文才と溢れんばかりのネタが欲しいな。

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