例えそれが偽りでも

 

 夢を見たんだ。

 大好きな君が、僕の手を取ってくれる。

 そんな・・・叶うはずもない淡い夢を。

 優しい眠りの中で、ただ微笑んでくれたんだ・・・。

 

――――例えそれが偽りでも――――

 

 ちゃんとわかってるんだ。

 君が守りたいと思っている人も。

 その人に指輪を上げた事も。

 全部聞いて知ってるんだ。

 だから、君の事は諦めたつもりで。

 もう好きじゃないとか、幸せになってねとか。

 たくさんの笑顔と共に祝福を上げて。

 僕は、自分が“倖せになる”権利全て、真っ白で純粋で、綺麗な・・・綺麗な姉に譲った。

 大好きな幼馴染兼親友と共に。

 

一生言ワナイ・・・。

 

 その事に、ラクスはとても悲しそうな顔をしたけれど構わなかった。

 だってアスランもカガリも真っ直ぐで、お似合いなんだもの。

 血で汚れた僕なんかが隣にいていい訳ないでしょう?

 ねぇ・・・だからさ、泣きそうな顔しないで。

 夢の中で逢えたら十分だから。

「・・・キラ・・・」

 寝ているのか?

 どうか起こさないで。

「おい、キラ・・・起きろ・・・」

「・・・んっ・・・」

「キラ・・・、――――・・・」

(どうしてだろう・・・、唇が温かい)

「んっ、ふっ・・・な、に・・・?」

 せめて夢の中だけではアスランを独占させて。

――――キラ・・・」

 お前が好きだよ。

 

想イニ蓋ヲ閉メテ・・・。

 

「・・・アス・・・ラン・・・?」

 例えそれが偽りでも、倖せだから。

 本音(おもい)は言わないで。

 

END.

 

キラ様Happy Birthday!

これがBD小説って・・・すいません。

今、人様に感化されて、アスカガ←キラに萌え中でして。

あ、正確にはキラ⇔アスカガでつ。

両想いなのに伝えられないアスキラ萌え−−()−−!!

当分はこれで頑張ろうかとっ。

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