砂の城 〜アスラン×キラ編〜
君を手に入れられたら、どれだけ幸せな気持ちになれるだろうか?
無理だとわかってはいるが、俺は今日も夢を見る。
あの時から季節も巡り、秋となったプラント。
「アスラン。早く!」
俺は元気になったキラに連れられて、懐かしい場所へと来ていた。
それは何処かと云うと、
「・・・キラ、何をそんなに急いでるの?」
「えっ・・・? いや・・・別に・・・何を・・・って・・・」
いつも三人で訪れていた海。
「・・・・・・」
キラは出来る事なら、今日もお決まりのメンバーで来たかったみたいだけど、生憎イザークの都合が付かず、仕方無くも二人で来た。
でも、何かを思い付いたらしく、すぐに笑って、砂浜に着くなり駆け出してしまった。
その後を苦笑しながら付いて行くと、軽く肩で息をしたキラが俺を呼んでいて。
不思議に思いながらも歩調を早めて近付く。
すると、
「――――えっ・・・?」
不意に、砂浜に大きく書かれた文字が目に入った。
瞬間、俺の瞳が見開き・・・瞬く。
何故なら、
「アスラン・・・。僕の気持ち」
書かれた文字は、
『幼い時から大好きでした。僕のアスラン・ザラ』
ずっと欲しかった言葉だったから。
どれだけ焦がれても、手に入らないと思っていた存在だったから。
――――キラ・・・。
だから、
「愛している、キラ」
それが嘘じゃないと確かめる為と偽って、永遠の愛を誓った・・・。
――――此処から、俺達の全てが始まる――――
END.
アスキラと云う事で。
久し振りに書きました(と云うのは嘘で)。
それにしても、相変わらずわからない話で、
申し訳ないです。
こんなもの貰っても、嬉しくないですって。
と、何にせよ、終わりました・・・。
お粗末様でした(本当にな;)。
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