この瞬間が全て

 

 アスランは、僕の事なんか・・・どうっだっていいんだ。

 だからカガリと・・・あんなっ・・・!!

 そう言って泣いた君を、俺がどんな瞳で見ていたかなんて・・・誰も知らない。

 

 ――――嬉しいんだ。もっと妬いて。

 

「・・・お前こそ、どうなんだ? どう想っているんだ?」

 泣き疲れて、眠るキラの頬。

 軽く突いて様子を見る。

 けれど、小さく身動くだけで、目を醒まさない。

 醒ます気配もない。

 俺はそれを確認して。

「バカキラ・・・。少しは気付け・・・」

 そっと唇を重ねる。

 

――――軽い・・・子供のキス――――

 

 そして次に、

「じゃないと・・・進めないんだぞ・・・俺達」

 露になった首筋に、ゆっくりと舌を添わし紅の印を刻む。

 目醒めた時、全てを理解する様に。

 一つ・・・二つと印を残す。

 きっと、君なら気付く。

 此処までされたら、いくら鈍くとも気付くはず。

 そう・・・信じている。

 例え、もし気付かなくても。

 誤解だけは解ける。

 だから、早く。

 目を醒まして。

 

 ――――キラ。

 

 俺のものになって。

 その瞬間こそが、

「んっ・・・、アス・・・ラン・・・ッ」

「・・・キラ・・・」

 待ち望んでいたものだから。

 早く。

「お早う・・・」

――――アス・・・」

 全てを理解して。

 それこそが、まさに。

 

――――この瞬間が全て――――

 

 君が欲しがっていた、答え。

 

END.

 

某サイト様の小説に身悶え。

あんな文章を書ける様になりたい・・・。

次こそは、アスキラ前提のキラアスを、

頑張りたいと思います。

はい・・・。

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