空の向こう

〜Kazuki Side〜

 

 あいつと同じ場で。

 同じものを見て。

 同じものを感じたい。

 だから、

――――っ」

 狩谷先生に耳打ちされた時、島を出ようと決意した。

 

君と出逢った瞬間、総士と戦うと決めたけど・・・。

 

 俺が、

『変わろうとしないのは・・・お前だけだ』

 総士の左目の代わりになれる様に。

 その為なら、

「コレで・・・良かったんですか?」

『上出来よ、真壁くん』

 何だって出来た。

 けれど、

(・・・総士・・・)

 脳が・・・思考が彼を求めて。

『淋しいの・・・?』

 皆城くんがいなくて。

 投げ掛けられた質問に、

「・・・別に・・・」

 小さく首を振った。

 そして、回線を切って。

――――総士・・・」

 ファフナーのコックピットの中、

「お前の隣で戦いたいのに・・・」

 俯いて、

「・・・強くなって・・・帰って来るから・・・」

 唇を噛み締めた。

 

――――オ兄チャン・・・待ッテイルカラ――――

 

 それは、新たな決心となって。

「僕らは目指した“架空の楽園”か・・・」

 近い内島へ戻る・・・と、

 

――――アナタノ事・・・好キダカラ――――

 

「・・・総士」

 俺は心の中で呟いた。

 

――――早ク・・・戻ッテ来テ・・・――――

 

END.

 

一騎くんSide。

微妙に乙姫ちゃん登場。

「総士と戦ってくれって言っているみたいで・・・」

の台詞に身悶え。

あ、作中の台詞はうろ覚えです。

乙姫ちゃん、ラブですよ(にこ)。

総士×一騎←乙姫が、かなり萌え。

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