落下星

 

 どうか、どうか・・・と。

 空から降り落ちるたくさんの星に願った。

 彼が僕を忘れてくれます様に。

 幸せになってくれます様に。

 そう、いっぱいに散らばる光に泣きながら祈った。

 

――――落下星――――

 

 大きな怪我を負い、それでも僕の元へと帰って来たと言ってくれたアスラン。

 真っ直ぐで優しくて。

 真面目で正義感に溢れている。

 大好きな人。

 手放したくなくて。

 誰にも渡したくなくて。

 ただいま・・・と言ってくれた事が嬉しかった。

 だけど、

「・・・アスラン・・・」

 同時に吐き気がした。

 帰って来てくれた彼にじゃない――――僕自身に。

 

 何を嬉しがっているのだろう。

 何を喜んでいるのだろう。

 こんなにも苦しそうな表情(かお)をしているのに。

 

 その全てに気付くと、お帰りすら言えなくて。

『・・・っ、キラッ』

『大丈夫、ゆっくり眠って?』

 此処にいるから・・・と握った手に嫌悪した。

 

 きっと傍にいちゃいけない。

 この汚い想いはアスランの負担になる。

 僕じゃなくてもいい。

 カガリがいるし。

 彼女が傍にいられない時は、一緒に来た子がいる。

 

 だからそっと指先を解いて。

「ごめん」

 隣になんて立てないよ。

――――メイリンちゃんだっけ? あと・・・宜しくね」

 入れ替わりに部屋へ入って来た彼女に微笑んで。

 呆気なく閉まった扉に体を預けた。

 

 宇宙(そら)に輝く一面の星に願うよ。

 次に目醒めた時、彼には有りっ丈の幸せを。

 僕との思い出(きおく)とを引き替えに。

 どうか・・・。

 

END.

 

最近文章の書き方が変わったと思う。

昔の話が恥ずかし過ぎて読み返せないし、読んだら死ねる。

と思いつつ、またしても擦れ違い。

デステニーはこんなイメージしかない・・・。

それはきっと私が4クルー初端で止まっている所為です。

頑張って観ます。

 

優先順位。

ひぐらしのなく頃に

マイメロ様

DESTINY

・・・駄目な子ですいません。

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