夢幻の胡蝶

 

 誰にも知られず、朽ち果てたとしても。

 君が憶えていてくれるなら、俺は・・・。

 

――――夢幻の胡蝶――――

 

 哀しませる気は、微塵もなかった。

 置いて逝く気も、サラサラなかった。

 なのに・・・。

 鳴り響くエラー音。

 立ち上る煙。

 鮮血に染まった目の前。

 機体が。

 躰が悲鳴を上げて。

『アスラン! アスラ・・・返事してっ!!』

 通信の向こう、泣きそうな声で呼び掛けて来る彼に、応答さえ出来ずに。

 

TO BE NEXT?

 

涼風そあら様に捧ぐ。

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