Mourning・・・.
コックピットから見たあの人は、オーブの地で遠目にだけど見た彼に似ていた。
――――アス・・・ラン・・・。
一度だけ。
たった一度だけだったけど、
『“キラ”って言うんだ・・・』
写真を見せてくれた事がありましたよね。
あの時、
『可愛い・・・方ですね』
彼――――“キラ”さんを好きになったんです。
最初はまさかって思いました。
でも、
『俺の無二の親友・・・。そして――――』
“恋人”と聞いた瞬間、胸が痛んでわかったんです。
僕は“キラ”さんが、好きなんだって。
逢った事もないけれど、
『そう・・・なんですか・・・』
――――アスラン。お慕いしていました。
本気なんだって。
だから、
『あっ・・・ああっ・・・うわぁぁぁっ!!』
“キラ”さんの悲鳴が聞えた時、彼の中に“僕”を刻み付ける事が出来たと嬉しく思いました。
そして、同時にアスランの中にも“僕”と云う存在を刻み付ける事出来たのかと思うと、
『ニコル――――――――っっっ!!!』
もう、思い残す事も・・・ありません。
END.
追悼になってない。
と云うか、これは本の一部で合って完全なものじゃない訳で。
こんな事で終わらしたくないって思っています。
でも・・・今はこれが限界です。
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