気付いた気持ち

 

『可哀相なキラ。独りぼっちのキラ・・・』

そう言って、突き放したのに。

『フレイ・・・』

キラは優しく名前を呼んでくれた。

私に“戻る”と言ってくれた。

なのに、

「死んだって事・・・」

どうして、戻って来ないの・・・。

私との約束、守ってよ。

今の私には、

「俺も悲しい。だから、フレイを慰める事は出来ない・・・」

あなたしか・・・キラしかいないのに。

 

――――知らない間に、こんなに好きになってた。

 

でも、その事実を認めたくなくて、

「コーディネイターなんて、みんな死んじゃえばいいのよ!」

この想いを断ち切るかの様に、

――――

引き金を引いたの。

 

――――出来る事なら、もう一度・・・。

 

だって、あなたを殺した仲間を生かしてはおきたくなかったから。

 

――――あの優しい笑顔が見たい。

 

彼を殺せば、あなたが戻って来てくれそうで、ただ一つの希望を胸に、

「ダメ・・・っ」

銃は弾を弾き出す。

 

――――今更気付いても・・・あなたは何処にもいない。

 

END.

 

何となくフレイさんで、書いてみました。

何て云うか、あまりに素敵だったので;

フレキラは基本的に守備範囲外なんですけどねー(汗)。

私・・・何やってるだろう。

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