君がいない戦場
お前がいない戦場で、戦う意味なんてあるのだろうか?
ただ血だけが無惨に流れて・・・。
戦争なんて、早く終わればいいのにな。
何故間違える。
そんな機体とストライクを。
頼むから、鈍い動きで戦うパイロットとあいつを間違えるな。
それにストライクは、
『ストライクは撃ったさ・・・』
アスランが消したんだ。
だから、
「動けない奴らを撃って、何が楽しい・・・」
その名前を口にするな。
今、口にするとするならば、
――――ZGMF−X10Aと記された“G”。
フリーダム。
この名前だけでいい。
そうだろう?
『ザフト、連合両軍に伝えます』
俺を助けた優し過ぎるパイロット、
『もう前線から退いて下さい』
キラ・ヤマト・・・。
* * *
「――――えっ・・・」
アークエンジェルの中、誰かに呼ばれた気がして振り返る。
けど、誰もいなくて、
「キラ? どうかしたのか・・・?」
「ゴメン、何でもないよ。行こう、カガリ・・・」
前を向いて歩き出す。
でも、
『お前・・・何で・・・』
彼の声の様な気がして、
「オーブ(ここ)とは違う場所では、戦争してるんだよね」
「ああ・・・そうだな」
少し不安になる。
あの人には、僕のいない戦場で戦って欲しくない。
だって、
――――戦争なんか嫌いだ。
あなたを護れないじゃないか・・・。
から、お願い。
僕のいない戦場で、戦わないで下さい。
・・・イザーク・・・。
END.
訳のわからない話で、スミマセン。
どうしようもない程、スランプです(汗;)。
S様・・・改め、そあらさんに捧げます。
宜しければ、貰って下さい。
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