voice

 

 幼い頃からずっと一緒で、

『アスラン・・・。コレ・・・作ったんだ。食べてくれる?』

――――・・・。有難う、キラ』

 それが当たり前だと思っていた。

 だから、

『今日からクルーゼ隊に配属されました。キラ・ヤマトです。宜しくお願いします!』

 キラがザフトに入隊した時も、俺と一緒にいる為だと思っていたのに。

『足を引っ張るなよ、キラ!』

『わかってます・・・。もうイザークは、すぐそう言う』

 どうしてお前は、

『まぁ、そう怒るな』

『怒ってなんかいません』

 俺を見ない?

 何故、

『イザーク・・・』

 そんな奴の名前を呼ぶ?

 

 ――――誰よりも何よりも大切なキラ。

 

 許さない。

 俺以外の奴を瞳に映すのも、

『大好きだよ、イザーク』

 名前を口にするのも、

「キラ、話があるんだ・・・」

「ん? 何、アスラン」

 絶対に許してやるもんか。

 

 ――――お前を誰でもない俺が、穢してやる。

 

To Be Next?

『voice』から抜粋。

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送