merry―go―round
昔から大好きだった幼馴染。
何をするにも一緒で。
無条件で傍にいれると思っていた。
『カガリの護衛に付く事になった』
けれど、その想いは彼の一言に寄って打ち砕かれた。
あなたに揺れ動く心、木枯らしに乗って届け。
夜は終わらぬメビウスの輪の様な、
meery―go―round.
凄く悲しくて寂しくて、ショックだった。
ずっと傍にいれると思っていたのに。
彼――――アスランは姉であるカガリを選んで。
僕を捨てた。
そう思うと、心が痛んで苦しかった。
だから、いつからだろう。
『キラ、いないのか? 俺だけど・・・お前に逢いたいんだ』
「――――っ・・・!」
無意識の内にアスランを避ける様になり、
『今、何処にいる? キラ・・・俺の事避けているのか? キラ・・・お前に逢いたいって思っちゃいけないのか?』
キラ・・・。
毎日入る留守番電話も聞きたくなくて僕は・・・〈消去しますか?〉電話線を抜いて、ベッドへと沈んだ。
温もりが微かに残る、ベッドに沈んで崩れた。
あなたが帰る場所はもう、此処じゃなくなったから。
To Be Next・・・?
『merry−go−round』より一部抜粋。
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