ＣＯＲＥ

 

　愛なんて信じない。

　人になんて言われ様と、

「アスラン・・・、まだ・・・寝ないの？」

「うん。もう少ししたら寝るから、先に寝てて」

「・・・わかった。早く来てね」

　俺は、誰も好きならない。

　そう・・・思っていたのに。

 

包み込む、柔らかな。

光に君を重ねた。

 

　いつからか、彼にだけは心を開く様になっていた。

　あんなにも“他人”を嫌っていたと言うのに。

　亜麻色の髪。

　紫宝の瞳。

　クルクル変わる表情。

　きっと、それに魅せられたんだ。

　何故なら、あいつは、

『アスラン。僕は月に残るよ・・・』

　俺が初めて愛した人に、

『メールくれる？　電話もくれる？　約束だよ・・・！』

　とても似ているから。

　本人じゃないのか・・・と思える程、

『アスラン、大好きだよ』

　凄く――――何処も彼処も、

『大好き』

　一緒だから。

 

Ｔｏ　Ｂｅ　Ｎｅｘｔ・・・？

『ＣＯＲＥ』より一部抜粋。