Butterfly

 

 甘い蜜仕込んでおいて、君を誘き寄せたい。

 

――――君の世界に閉じ込めて――――

 

 拘束された手足。

 それを見て、君の愛を感じた。

 凄く嬉しかったんだ。

「アスラン・・・」

 こんな事をしてまでも、僕を繋ぎ止めたいんだ・・・と、わかったから。

 だから、カシャン・・・と云う鎖の鳴る音一つにも、

「好き・・・。君が好き・・・」

 身を震わせて。

 

――――君以外見たくない――――

 

 何度も囁いた。

 君のものになりたい・・・と。

 だけど。

 僕は自由を欲する蝶だから。

『――――っ。何で・・・っ』

 拘束を解いて。

 望まない空へと、飛び立った。

 きっと、君ならもう一度――――何度でも捕らえてくれる。

 そう信じているから。

「キラ・・・。俺は・・・」

 

――――早く、早く、早く――――

 

 ねぇ・・・。

 望むものをくれるんでしょう・・・?

 アスラン・・・。

 

To Be Next?

『Butterfly』より抜粋。

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送