Diary life

 

 いつもの所で待ってる。

 そう言ってシミュレーション中だと言うのに、姿を消した総士。

 一人でシステムを動かすなんて、つまらなくて急いで服を着替えて、追い掛けた俺。

 それは、変わらない日常。

 

――――Diary life――――

 

 一方的にシステムを切られ、すぐに追い掛けたと云うのに、

「総士・・・っ!」

 彼は既にアルヴィスにはいなくて。

「ああ・・・一騎。遅かったね」

「・・・遅くなんかない! お前が早過ぎるの!」

 慌てて、いつもの――――海岸に来たら、こんな風に言われて。

 一瞬。

 ほんの一瞬だけ、怒りを示す。

 けれど、それをさっさと取り払って。

「まぁ・・・いいや。総士・・・」

 後ろから軽く抱き付く。

 すると、

「一騎・・・」

 ふっ・・・と重ねられた唇。

 不意に押し倒された躰。

 心地好く、耳に届く彼の声。

 全部が、

「・・・そんな、無防備にシテてイイの?」

 襲ってしまうよ?

――――イイよ・・・」

 俺を安心させて。

「一騎。こう言う時は、断って欲しいな」

「何で? 誰も来ないから大丈夫って・・・総士が前に言ったんだろ?」

「でも・・・今は・・・断って欲しかった」

 途中でやめて上げるなんて、出来そうにないから・・・。

「誰が来たってイイ。好きだよ・・・総士・・・」

 続けて・・・?

 蒼穹の下、

 

――――偶には違う、日常を・・・――――

 

 そっと、瞳を閉じた。

 

END.

 

ラヴラヴですか?

甘々ですか?

一応リクエスト作品です。

24日の拍手にて、リクエストして下さった方に、

捧げます・・・。受け取ってやって下さいです。

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