抱き締めた存在
俺が殺した大切な存在。
もう二度と抱き締められないと思っていたのに。
「アスラン・・・、そんな強く抱き締めないで・・・。痛い」
今、腕の中にいるのは、紛れもなく、
「キラ・・・」
世界で一番、大切な人。
初めは迷った。
前に出て――――庇ってやる資格があるのかと。
だけど、フリーダムが、キラが攻撃を受けるのかと思うと、体が動いていて、
「――――っ」
「なっ・・・!」
庇っていた。
フリーダムの前、現れた機体・・・ジャスティスは、まるで“神”の様だった。
* * *
さすがに攻撃の効かないガンダムを、二機も相手にするのは辛くて。
誰かに援護して貰いたいと、密に感じていた。
でも、ストライク・・・フラガさんは他の敵を撃ってる。
敵であったはずのバスターは、アークエンジェルを護ってくれてる。
援護なんて、頼めない。
だから、
(――――えっ・・・?)
「なっ・・・!」
僕の・・・フリーダムの前、攻撃から庇う様に現れた機体に、ただ目を瞬かせるしかなかった。
そしてそれが、
「無事か、キラ!?」
アスランだと云う事実にも。
何故庇ってくれるの?
君の大切な仲間を殺した僕を。
大切な友達を殺した君が。
どうして、
『キラ・・・』
優しく名前を呼んで、
『ゴメンネ・・・。キラ』
抱き締めてくれるの?
アスラン・・・。
END.
兎に角アスキラ万歳。
・・・やっぱりアスラン好きだー。
もうもう、前言撤回です!
ビバ、アスキラv でもノット恋人。
だって、王子愛だから。
イザキラ祭の次はアスキラ祭を計画中。
協力者、募集中ですー。
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