Happy Christmas?

 

「クリスマス。一人で過ごさせる訳?」

 そんな言葉と共に躰を横抱きにされ、薬を嗅がされた僕は、

「んっ・・・、此処は・・・?」

 気付けば、アスランの家のベッドの中にいた。

 

 

 何で・・・?

 驚きを隠せない瞳。

 アスランを見詰めて、小さく揺らいでいるのがわかる。

 けれど、その揺らいでいる瞳を、心を現実に引き戻したのは、

――――っ・・・」

 不意に動かした腕から聞こえた、カシャン・・・と云う鎖の音で。

「な・・・に・・・、コレ・・・」

 僕は、信じられない・・・と、戦慄く唇で言葉を紡ぎ、そっとアスランを睨み付ける。

 だけど、彼は薄く笑みを浮かべるだけで。

 

 ――――怖い・・・。

 

 込み上げて来る確かな恐怖に、目を閉じるしかなかった。

 でも、

「キラ・・・」

 怖いと震える躰を鎮めたのは、紛れもなく彼自身の声で。

「・・・アス、ラン・・・?」

 うっすらと瞳に浮かんだ涙。

 アスランはそれを拭いながら、僕を抱き締めて優しく囁いた。

「Merry Christmas」

 たった、一言。

 それだけを。

 

 

 それから、どうなったかは、言うまでもなく。

 

END.

 

ギャグ落ちでスミマセンー。

アスキラverです。

これの石☆verは、某S様のみどうぞ。

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