愛する証拠(あかし)

 

 紡いだ言葉に、与えた口付けに、偽りはないけれど。

「アスラン・・・」

 キラに名前を呼ばれる度、

「大好きだよ」

 好きだと言われる度に、不安になる。

 だけど、

「お願いだから・・・独りにしないで」

 腰に廻された腕に力が入って、胸元に顔を埋められると、

――――大丈夫だよ、キラ」

 まだ大丈夫なんだと実感する。

 

 ――――キラ、お前は俺のものだよ?

 

「お前を独りにしないから・・・。安心して」

「・・・アスラン・・・」

 何故なら君は、

 

 ――――もう・・・何処にも行かないで?

 

 本当は俺のものじゃないから。

 でも、手放せないんだ。

「愛してる、キラ・・・」

 縋って来る小さな手を、

「・・・僕も・・・愛してる・・・」

 どうしても、振り解けないんだ。

 だから、もう少しだけ。

――――

 その涙に誓わせて。

 

 ――――キラ・・・。

 

 君を・・・キラを愛し抜く事を・・・。

 

END.

 

アンケート回答者様、お待たせ致しました。

こんなヘボ小説で申し訳ありませんが、

感謝の気持ちです。

本当は回答者様一人一人に違った話を

送りたかったのですが、時間の関係で、

統一したものになってしまいました・・・。

もし、これの続きを読んでやると言って下さる方は、

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