愛しか要らない

 

 ずっと・・・ずっと。

 僕が欲しかったものがあります。

 それは、形に残るものじゃなくて。

 形に残らない――――愛情で。

 昔から、それだけが欲しかったのです。

 

――――愛シカ要ラナイ――――

 

 一身に。

 ただ、僕だけに注ぎ込まれる愛。

 幼い頃から、それが欲しくて。

「アスラン、まだ・・・寝ないの?」

「もう少ししたら寝るから、先に寝てていいよ」

「・・・イヤ・・・」

「・・・キラ?」

 幼馴染に求めた、十三の春。

 あの時から、

「・・・独りになりたくない・・・」

「ああ、なら、こっちおいで」

 僕の中の時計は止まったままで。

 

 ――――もう・・・動かなくていい。

 

 全く動く気配を見せない。

 でも、それでも良かった。

 だって、彼・・・アスランはどんな僕でも愛してくれるから。

 

 ――――このまま止まったままでいて。

 

 だから、もう他のものなんて要らない。

 必要なのは、愛だけ。

 そうでしょう・・・。

 アスラン。

 

例え、全てが狂っても、

君は変わらず、愛してくれる。

そう信じているから、どうか。

もっと言葉を囁いて、好きと言って。

それしか、自分を繋ぎ止めて置けないから。

 

 ねぇ・・・愛してるって言ってよ。

 

END.

 

狂気系?

何か病んでてゴメンナサイ。

こんなアスキラでも、大好きです。

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